2025年3月末に、ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)の人気グループ「KAT-TUN」が約24年の活動に幕を下ろしました。
2001年の結成以来、多くのヒット曲と記憶に残るライブパフォーマンスを届けてきた彼らの「突然とも言える終幕」は、多くのファンに驚きと困惑を与えました。
SNSやネット掲示板では、
「なぜ今、解散だったのか?」
「何かトラブルがあったのでは?」
「誰かが問題を起こした?」
といった憶測も飛び交いました。
そんな中、2025年12月放送のバラエティ番組「あちこちオードリー」(テレビ東京)に出演した中丸雄一さんが、グループ解散の背景と真相を明かし、多くの視聴者の注目を集めました。
本記事では、KAT-TUN解散の「本当の理由」、疑われた「原因は誰か?」というテーマに沿って、報道や中丸さん本人のコメントをもとに整理・解説していきます。
■中丸雄一が語った「俺のせいじゃない」
「あちこちオードリー」の番組内で、MCの若林正恭さんからストレートな質問が飛びました。
「KAT-TUNが解散することになったのって、誰が原因なんですか?」
この少々“際どい”問いに対して、中丸雄一さんは即座にこう返しました。
「俺のせいじゃないですよ!」
スタジオは笑いに包まれつつも、この言葉はファンにとって非常に意味のある一言でした。
というのも、KAT-TUNの解散時期と、**ある週刊誌による“女子大生との飲み会報道”**が重なっていたため、「中丸さんのスキャンダルが原因では?」という疑いの目が一部で向けられていたからです。
■“スキャンダル=解散理由説”の真相
2025年2月、KAT-TUNの解散が公式に発表されるわずか数週間前、週刊誌が中丸さんと女子大生が都内の飲食店で食事をしていたという内容を掲載しました。
記事の内容自体は、違法性や大きなスキャンダル性があるわけではなく、あくまで「プライベートな飲み会」といった印象。しかし、「アイドルとしてのイメージが損なわれた」「タイミング的に解散の引き金では?」という声が、SNS上で広がってしまったのです。
しかし、中丸さんはこの点についても「あちこちオードリー」でしっかりと否定。
「そういうことじゃないんです」
と笑いながらも真剣な口調で答え、週刊誌報道と解散の関係性は一切ないということを明確にしました。
■「3人で続ける意味」に悩んだ末の決断
KAT-TUNは結成時は6人組でしたが、時の流れとともにメンバーの脱退が相次ぎ、最終的には亀梨和也さん、上田竜也さん、そして中丸雄一さんの3人での活動となっていました。
- 赤西仁:2010年脱退
- 田中聖:2013年契約解除
- 田口淳之介:2016年脱退
3人になってからもグループ活動は継続され、2016年から2018年にかけては“充電期間”と称した活動休止も経験。その後、3人での再始動を果たし、グループとしての新たな形を模索していました。
しかし、年月が経つにつれ、それぞれが俳優業、バラエティ、ナレーション、ソロ音楽など多方面で活躍を広げるように。
中丸さんは番組内で、次のように語っています。
「みんな個人でやりたいことがそれぞれあって、それがうまくいっているときに、グループとして何を目指すか分からなくなってきた」
つまり、「不仲」でも「問題行動」でもなく、自然な進化の中で“グループとしての役割が終わった”という判断に至ったということなのです。
■KAT-TUNの解散は「終わり」ではなく「区切り」
3人でのKAT-TUNとしての最後のステージは、2025年3月の東京ドーム公演でした。
多くのファンが見守る中、3人はそれぞれの思いを語り、感謝と涙の入り混じったラストパフォーマンスとなりました。
この“終章”にあたり、メンバーたちは「悲しさ」よりも「感謝と決意」が強かったと言います。
解散という言葉の重さとは裏腹に、彼らの中には前向きな空気が流れていたのです。
中丸さんも、解散後のインタビューでこう述べています。
「KAT-TUNという存在がなかったら、今の自分はいない。本当に感謝しかないです」
■赤西仁とのやり取りも明かす「たまにLINEが来る」
番組内では、ファンの間で長年語られてきた「元メンバーとの関係」についても言及されました。
特に注目されたのは、グループ初期の中心メンバーだった赤西仁さんとの交流について。
「たまにLINEが来たりしますよ。“元気?”って感じで」
かつては“音楽性の違い”などでグループを離れた赤西さんと中丸さん。ファンの間では「関係が切れているのでは?」と心配する声もありましたが、今では程よい距離感でつながっていることが分かりました。
こうしたエピソードからも、KAT-TUNの解散が人間関係の破綻によるものではないという事実が見えてきます。
■ファンの受け止め方:「終わり」ではなく「旅立ち」
SNSやブログ、ファン掲示板では、KAT-TUNの解散を惜しむ声が溢れましたが、その多くはメンバーの決断を尊重するものでした。
- 「最後まで誠実だったKAT-TUNらしい解散だった」
- 「それぞれの道を応援し続けたい」
- 「“またいつか”があることを願ってる」
こうしたコメントからもわかるように、ファンにとってKAT-TUNは「消える存在」ではなく、「記憶とともに生き続ける存在」として今も心に残っているのです。
■“復活”の可能性はゼロではない?
2025年12月現在、KAT-TUNとしてのグループ活動は終了していますが、所属事務所やレーベルの方針によっては、一夜限りのライブやドキュメンタリー、周年記念イベントなどが企画される可能性も十分にあります。
また、メンバーは全員芸能活動を継続しており、
- 亀梨和也さん:俳優・歌手として活躍
- 上田竜也さん:舞台、音楽、バラエティにも多数出演
- 中丸雄一さん:情報番組のMCやナレーションでも人気
と、それぞれの分野で存在感を放ち続けています。
だからこそ、KAT-TUNの“完全消滅”ではないという希望を持ち続けるファンが多いのも頷けます。
■まとめ:「誰が悪い」ではない、“自然な卒業”
KAT-TUNの解散は、週刊誌報道やファンの憶測によって「中丸雄一が原因では?」という誤解が広がりました。
しかし、本人の言葉によって、
- トラブルが原因ではないこと
- グループとしての役割を果たしたからこその決断
- メンバー同士の関係が良好なままであること
が明かされ、真相がようやく明らかになったと言えます。
アイドルグループの“解散”はどうしてもドラマチックに語られがちですが、KAT-TUNはむしろ“成熟した大人の選択”として、自らの活動に区切りをつけたのです。

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